今月30日までの期間限定で入場料が無料(通常は大人1030円)となっている、『鯛生金山(たいおきんざん)』に行って参りました。
「鯛生金山」は文字通り、かつて存在した巨大な金鉱山跡の一部を回遊して巡れるようにした”博物館”となっており、正式には「鯛生金山地底博物館」と言います。
他にも、道の駅や砂金採り体験施設等も隣接しております。
こちらが入り口です。当時の坑道入り口をそのまま使ってます。
坑内案内マップ。大体4、50分程度で回れます。かなり広いです。
坑内通路はこんな感じです。
閉所/暗所恐怖症な方にはちょっとアレですが、逆にこういうところが好きな方にはなかなか堪りません。
中は一年を通して15℃程度に保たれており、やや肌寒いレベルです。
坑道を走っていた輸送用ダンプトラック。
こちらが「竪坑巻上機」(たてこうまきあげき)です。下記の「第一竪坑」から竪坑ゲージを引き上げるマシーンです。
出力200馬力で、毎分300mの速さで巻き上げる事が出来たそうです。
深度510mという、とんでもない深さを誇る「第一竪坑」です。
当然ながら、底は全く見えません。
当然ながら、底は全く見えません。
掘削した岩石を運び出すロッカーショベル。
坑内温度が一年を通して一定なのを利用して、お酒等の貯蔵にも活用しています。
「竪坑ゾーン」を過ぎたところにあるフォトギャラリー。
当時の採掘の様子や、鯛生金山の構造図等が展示されています。
坑道を支える木組みにも、いろいろ種類・呼び名があるようです。
各所に、このような当時の採掘風景を再現したマネキンの皆様がおられます。
近づくと喋って動き出すタイプもあり、所見だとややビビります。
坑内には、このような「山神社」や・・・
こちらのような「黄金夫婦鯛」や「願掛け鯛」といった、縁結びや金運を呼びこむ(らしい)、縁起のよさそうなのもあります。実物は写真以上に金ピカです。
突如現れる、やたら幻想的なイルミネーショントンネルゾーン。(暗すぎて巧く撮れませんでした…)
BGMまで幻想的な感じのが流されております。
ここまでが鉱山内部坑道となります。
坑道入口手前にも、鉱山模型や各種鉱石等を展示しているところや、お土産物屋等もあります。
鉱山最盛期の周辺エリアと坑道の模型。その規模の大きさがよくわかります。
私自身今回訪れたのは三度目でしたが、普段はそれなりのお値段がするので、ぜひ無料期間中の今行かれる事をおすすめします。(平日なら結構空いてます)
ちなみに、この鯛生金山の前を通る国道を更に東へ向かうと、小国町や杖立温泉に行けますので、こちらにも立ち寄られてみてもいいですね。